福岡市/月極駐車場｜管理人503

「今あいにく駐車場は満車状態となっておりまして、

お会いすることも難しい状態です」　と言う風にお断りを

しますと、女性から、「ケチ」　と言われることがあります。

若い女性の学生さんからの引き合いで、「今駐車場が満車状態ですので、売るものがないわけですので、せっかく来ていただいてもどうにもなりませんので、お会いすることも難しい状況です」　という風にSOLDOUTの時に言いましたところ、「ケチ」　と言われました。


「あなたが今移動販売車で、サンドイッチを売っているとしますね？　今日売る商品が売り切れてしまったら、そこで接客を中止しませんか？」　と説明します。


「ごめんなさいね～、せっかく来ていただいたのに、もう売り切れてしまいました。　また、来てくださいね」　そんな風に挨拶し、車とか道具を洗う作業に移ったり、明日の準備などをするもので、できなくなった接客を打ち切るものです。


駐車場の場合も一緒です。　売るものが無くなればシャッター閉店になり、接客の打ち切りとなります。　ただ、お電話をいただいた際にその旨を申し伝えますので、「せっかく来ていただいたのに」　という頭を下げる工程は省略されます。


「それじゃあ、いつ頃空きますか？」　と訊かれますので、「わかりません」　と正直にお答えしますと、「ケチ」　と言われます。


「あなたがお休みしている土曜日の午後に、葬儀屋の営業マンがやって来たとしますね？　”あなたのお父さんはいつ頃亡くなりそうですか？”　と訊いたら私と同じように、”わかりません”　と答えませんか？」　と言いました。


駐車場という経営などを体験したことがないことから、いろいろな錯覚を見てしまうこともあると思います。　いつ空くのか？　どういう風に埋まるのか？　想像だけで考えるしかないわけですが、大きく的が外れてしまっていることも少なくありません。


月極駐車場というものは、暮らしという生活の中で、自動車を置くスペースを月単位で利用の契約をします。


誰か既存の利用者が解約したいという相談を受けますと、そこで初めて「お仕事スイッチが入りました」　という風に管理人の脳にシグナルが送られます。


アルバイトなどの経験がある人はわかると思いますが、バイト中にボーっとしていたり、そこにいる仲間とのおしゃべりに夢中になってしまいますと、「ほらそこ、手が動いていないよ～、お前は給料泥棒か？～」　そんな風に意地悪な店長に冗談風に叱られるということがあります。


つまりお仕事＝行動するというアクションを指しております。　時には考えることも重要ですが、考える時間が多くなると自動的に行動する時間が減ってしまう構造があります。


「月極駐車場が1台解約になりますよ～。　1台空いたらそれを埋めないと売上ロスが発生します。　もっとも最少の労力で目標に到達するように、自分自身でアクションプランを考え、そのまま一気にアクション開始してください」　という感じの流れになっていき、これが月極駐車場の場合での、いわゆる新規募集作業です。


月極駐車場は、一般消費財とは違いますので、近所をただやみくもに一生懸命に走り廻っても借り手がまずみつからない性質があります。　お弁当のような食べ物とかで、声を出すことで頼んだ人が買ってもらえるようなセールスのやり方ができないものです。


紙媒体の賃貸不動産雑誌に募集の広告を出しますと、たぶんそれだけで1ケ月という時間をドブに捨ててしまうような結果を招いてしまいます。　なぜならば世間ではタイムイズマネーと言われるくらいですので、時間のロスが発生するということには最初から見向きもしない方がたぶんビジネス効率が良くなると考えられます。


1ケ月ロスが出ると、それは文字通り、月極駐車場の利用代金の1ケ月分のお金がドブに消えていくようなものを意味しますから。


いやらしい話でもありますが、自分が一生懸命になり過ぎますと、それだけで自分が疲れてしまいますし、なにか大切なものを見落としてしまい自分で気づかなくもなりますので、最初に、「どう動けば目標に最少労力で到達するのだろうか？」　ということをまず考えないといけません。


借りてくれそうな人にお電話をしたりしますが、これは管理人が動かずに済みますので、移動時間のロスが無くなります。


運がよければ、最初の1人目の方が借りてくれることもありますので、その場合は新規募集が完了します。


つまり、空きが出たぞ～、その合図で新規募集開始となり、それは接客の開始のゴングでもあります。


誰でもそうですが、会社の中で、ダラダラと仕事をすれば、いつかきっと怒鳴られます。


でも、最初からダラダラやらなければ、誰も叱る人がおりませんので、精神的にはかなり楽ちんです。


そうすると、新規募集というのは、空いたら即埋めるというくらいに短距離ランナー的なお仕事になりますので、接客時間は減ってしまうことになります。


ただ、誤解もあるといけませんが、既存の契約者というのはクライアントの位置づけとなりますので、ご利用の相談などを含め、クライアントの接客時間というものはそれなり発生します。


いつも2・3台駐車場が空いた状態であれば、すごく接客を含め、新規問い合わせをされる方には、好印象になるかと思いますが、SOLDOUT系の駐車場の場合は、ちょっと目を話した時に新規募集が始まり終わってしまったりする点がほかの駐車場とは違う点になるかと思いますので、構造上の違いという点に注意が必要です。