福岡市/月極駐車場｜管理人503

今日はある人とお話しをした時に、

「あまりお金なんかには興味ありませんね」

そんなお話をしました。

小学生の頃に、管理人が夢見たものは、パティシエです。


すご～くボロボロで、ぜんぜん有名でないお店。


そんなお店にチビッ子が食べに来てくれる顔を


美人とはほど遠い奥さんと見つめるような人生。


そんな夢をみていました。


「あまりお金には興味ありませんね」　な～んて今日はかなり強ぶってしまいました。


もうずいぶん昔のことですが、仕事を頼まれたクライアントが死んでしまいました。


最後に会った病室で、私が着ていたダンヒルの英国製生地の仕立ての良いお気に入りのスーツをね、思いっきりグシャグシャに握りしめられ、死に行く人の最後の願いを聞きながら、ただ　「しかるべく」　とお答えし、お別れしました。


シネマのスクリーンに映るワンシーンのように、このままでは死ねないと言われれば、誰でもそう答えるしかないと思います。


報酬が見込めない仕事になり、そんな約束を守る奴なんてたぶんバカにしかできないと思う。


世話になったからかもしれないし、約束を守りたいだけかもしれない。


子供の頃にパティシエになるような夢を見ていた人間は、自分がひどい大人になっていてほしくはないのだと思う。